2015年12月17日

”北欧の風”シリーズ

今日は新たに誕生した”北欧の風”シリーズのお家の一部のみを^^

施主手仕事の家

こちらは、施主さんの手仕事です♪
デコブリックのランダムタイプは初。
ご夫婦でレイアウトを考え、それを二人で仕上げる共同作業。

この構図、なかなかのセンス。
もうこうなると、あくまでデコレーターは施主、
私たちの仕事はその仕掛けをアドバイスするだけです。

家づくりの作業って、プロでなければできないと思っている方は多いですね。
確かに、プロにはプロの領域はあります。
ですが、プロでなくても出来るカタチはあるんです。

ずっと住む自分の家、
一部でも、直に自分の手でできるものならやってみたい!
そういう気持ちでいらっしゃる方が意外に多いと知ったのは10年程前。

ならばと、
やってみよう!そんな気持ちのきっかけになればと、
家づくり教室のパートに塗り壁バージョンが誕生したわけです。
たまには体を動かした方が楽しいですしね^^

実際に自分でやられた方々を見ていると、
一部だとか部屋全部だとか、広さなんぞは関係ない。
一部でも自分が手をかけた、まったく初めてだけどやり切った、
そんな達成感みたいな気持ちが心地いいようです。

そして、家づくりの記憶が壁に残り、カラダにも刻まれる。

それを知っているから、
施主の”やってみたい”を応援したいと思っています。

時々、けしかけたりもしますけど(笑


こちらは、”北欧の家”シリーズなので、窓が外壁より奥まっています。
今日はその件についてぺっこ話しますね。

国産のサッシは窓枠が外壁より出るのが一般的です。
日本はサイディングと言われる既成板を使うので、
大工さんが窓の取付けしやすいようにするために枠が外に出ています。
この点までは実に合理的なしくみです。

ただ、枠が出ることで窓がきれいに見えない。
ヨーロッパの家がなぜ、きれいに見えるのか、
その違いの一つが窓の取付位置が奥まっていることでした。

もう一つ、ヨーロッパの家に限らず、外壁はなぜきれいなのか。
その要因の一つが窓、窓の外側の台となる水切りの深さだとわかりました。

深窓のツボ (1)

白い部分が水切りです。

深窓のツボ (2)

この水切りの出幅、雨水が壁に触れないように、
しっかり出幅を取ることがポイントです。

深窓のツボ(3)

こちらはドイツの家の窓にある水切り。
しっかり出幅を確保しているのがわかりますよね。

そのほか、窓の奥行きが深ければ三方庇の効果で省エネ性も向上するし、
降雨時の黄砂などの土埃も付きにくくなります。
紫外線や雨に曝されにくくなるので窓の耐久性も伸びる。
それに日本では少ないですが、
網戸、シャッター、ブラインドなどが凹みに収まるのですっきりしますよね。

ただ、難点なのは窓の取付には相当の手間がかかること。
その点だけみれば、工務店泣かせの深窓かと・・
ですが、窓自体のこと、メンテのしやすさ将来の交換を考えると、
最初に手間がかかっても住み続ける家族にとって、
どちらがあるべきカタチかと考えた結果です。

コストをかけない取付は、凹ませずに外壁と面を合せればいいだけです。
私もヨーロッパの窓の機能や意味を知るまではこの方法を採っていました。
でも、その意味を知れば知る程それをしないことは考えられなくなります。

最後に、窓の交換容易性についてを。

窓の交換時

この写真は、うちの若いスタッフの遠征での一コマ、窓交換中の家。
古い窓を取り外した状態がこれです。
室内側も外壁側も、まったくと言って外壁を壊していません。

日本なら、窓交換となれば外壁を壊さなければなりません。
だから窓交換のみのリフォームなどなく、
内外壁合わせてのリフォームになるわけです。

そうなると、大規模となり費用も嵩み、
結局、諦めざる負えないことが多くなるというのが現状ではないでしょうか。

正直、知っていてもできないことも多いです。
ですが、一つずつ今の日本にないノウハウをプラスしていきたいですね。
次世代に負担を残さないためにも。

以上、ぺっこマニアックな私見的窓のウンチクでしたm(_ _)m

このブログではこういうマニアックな話は避けたほうが・・・
と、いつもスタッフには言われてたのですが、
昨日のご質問の答えになるようでしたらうれしいです^^;

くどい話のあとに、ほっこりなことを。

びっくり蜜柑

今日の給湯室で、「何、これ〜!」と大騒ぎの原因となったのがこちら。

私も初めて見ました。

晩白柚というミカンなそうです・・

世の中、まだまだ知らないことばかりですね^^;

Posted by daikyohome129 at 19:14│Comments(2)
この記事へのコメント
お返事ありがとうございます*^_^*
奥まった窓って、とても素敵だなぁと思っていたのですが汚れの事がきになっていました。。。
水切りの存在や仕組みなど初めて知り、感動です!
だから綺麗を保てるんですね。
他にも奥まった取り付け方にすることでの利点を知る事ができて嬉しいです。
デザインだけではなく先の事まで考えて、こだわって家造りをしてるんだなあと、また、改めて親方さんのファンになりました。
これからもブログチェックしますねー!

Posted by まあこ at 2015年12月18日 13:37
まあこさん、疑問が一つでも解けたようならよかったです。
ファンなどと言われるとこそばゆいですが、
たまに立ち寄って頂けたられしいです^^;

Posted by 親方 at 2015年12月18日 21:31