2005年12月08日

健康住宅の裏側 

健康住宅って、

一般には

「うちはF☆☆☆☆建材を使ってるから大丈夫ですよ!」

と言われていませんか。

もしくは

「うちはムク材を使用してるから、シックハウスなんて関係ない!」

なんて言われてませんか。


今日は当社が実施している建材のチャンバー分析を交えながら、
ぺっこ最新情報をお話させて下さい。

  • F☆☆☆☆の造作材 白木系

    G社   F☆☆☆☆ 基準のホルムアルデヒドは   14.2倍
                 アセトアルデヒドは指針値の   6.5倍

          ピネン  (指針値がないけど)        2552μg/㎥

    現在分析し終わった中ではピネンの放散量はダントツ!
    2番目に多いものでも500μgを越えていないからかなり高い。

  • F☆☆☆☆の集成階段材

    A社   F☆☆☆☆ 基準のホルムアルデヒドは   1/2 倍
                 アセトアルデヒドは指針値の   7.7倍

          ちなみに ピネン                1.6μg/㎥

    このA社、床材はF☆☆☆☆基準の6倍だったのに、階段材は合格。

    どうなってんでしょうね??

    メーカーのモラルではなく、生産担当部署のモラルなのでしょうか・・・


今日珍しくも建材からの放散物質である”ピネン”を取り上げたのは
今日一番お伝えしたいことだからです。

この”ピネン”という物質は、リモネンという物質とともに
木材自体から放散する物質です。

5年程前から先端の研究者である先生方との食事会などで、
オフレコとしては聞いていたことですが、いよいよ本格的に
国として調査に乗り出したようです。

北欧では早くからこの問題に取り組んでいたようですが、
日本も遅ればせながら始まったのです。

ピネン自体が問題なのではなく、ピネンとオゾンが反応して
アレルギー性の別の物質になるというもの。
ピネンとオゾンが反応してアルデヒドになるという話もあります。

最近、多くなってきたあらんばかりに構造材を現し、
うちこそは自然素材で健康住宅なのだ、というものも
一考すべき時期なのではないかと思います。

健康住宅と言いながら、自社住宅の精密分析もなく
キーワードだけの謳い文句の連続。何かおかしい。

どこかで誰かが足元を検証し、本当にラベル通りなのか
製品表示どおりなのか、裏づけを示すときなのではないだろうか。


何を信じたらいいのか!?と、業界への不信ばかりが増幅している
今、みんなが先ずは自分の足元だけでも検証しようとすれば、
業界全体に緊張感が生まれるのでは、と思う。

今まで陰でこっそりやってたメーカーも指摘される前に
これまでの当たり前を本来の当たり前に変えてくれると思うのだが・・・
私は甘いのだろうか。


やはり私は業界の自浄作用に期待したい! (今のうちは・・・)

    過去の報告はこちら
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         健康住宅の裏側

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    追: これまで応援いただいていたブログランキングの
       登録を今日で終了します。なので今日は応援の
       一押しはありません。今日で実験終了です!

       私の気まぐれ実験にお付き合い下さりありがとうございました。


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